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チネイザンとは?腸セラピーとの共通点と違いを、両方を学んだ代表が解説

「腸セラピーって、チネイザンと何が違うんですか?」

体験会や無料相談で、ときどきいただく質問です。お腹へのセラピーを調べていくと、必ずと言っていいほど「チネイザン」という言葉に出会います。そして当協会の腸セラピーを知った方ほど、「似ているような気がするけれど、何が違うんだろう」と感じられるようです。

この質問に、代表の私がお答えいたします。

私はセラピストとしての歩みのなかで、チネイザンを学びました。あのとき受けた影響は、いまも私の土台のひとつです。さらにその後、理学療法士の先生から内臓へのアプローチを学び、それ以前にはパーソナルトレーナーとして解剖学や栄養学を学んできました。

いま協会でお伝えしている腸セラピーは、チネイザンではありません。けれど、チネイザンを学んだ経験がなければ、生まれていなかったものでもあります。

今日は、その両方を知る立場から、共通していることと、違うことを、できるだけ正直にお伝えしたいと思います。

先に結論をお伝えすると、ふたつは同じ伝統に根ざしていますが、成り立ち・タッチの強さ・学びの体系・在り方に、5つのはっきりした違いがあります。順にご説明しますね。

目次

チネイザンとは

チネイザン(氣内臓)は、道教に古くから伝わるお腹への手当てを、タオ・マスターのマンタク・チア氏が現代の人にも学べるかたちに体系化した、腹部へのセラピーです。

「気・内臓」という名前のとおり、お腹に「気」を巡らせ、内臓にたまった感情をやわらげていく、という世界観を持っています。内臓と感情はつながっている、という東洋の知恵を、お腹へのやさしいタッチとして実践するもので、世界中に学ぶ人がいます。

私自身、初めてチネイザンに触れたとき、「お腹に触れることが、こんなにも人の心に届くのか」と驚いたことを覚えています。その驚きが、いまの協会の出発点になりました。

日本腸セラピー協会の腸セラピーとは

当協会の腸セラピーは、道教に由来する伝統的な腹部への手当てを土台に、解剖学・栄養学・養生の知見と、サロン現場での10年を超える経験を重ねて、独自に体系化したメソッドです。

「治す」のではなく「寄り添う」。痛みのない、やさしいタッチで、お腹を通して自分の体と心に向き合う時間をつくる。それが当協会の腸セラピーです。

腸セラピーそのものについて詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。

「腸セラピーとは?やさしいお腹のケアについて」  

共通していること

まず、共通点から正直にお伝えします。

ひとつめは、源流です。チネイザンも当協会の腸セラピーも、たどっていけば、道教に伝わる「お腹への手当て」という同じ伝統に行き着きます。

ふたつめは、世界観です。お腹と心はつながっている。内臓には感情が映る。だから、お腹にやさしく触れることは、心にそっと触れることでもある。この考え方は、ふたつに共通しています。

ここまで読むと「やっぱり同じでは?」と思われるかもしれません。ここからが、違いのお話です。

違い①  学びの成り立ちが、ひとつではないこと

当協会の腸セラピーは、チネイザンだけから生まれたものではありません。

私はチネイザンのほかに、理学療法士の先生から内臓へのアプローチを学びました。また、パーソナルトレーナーとして長く解剖学・栄養学に向き合ってきました。協会の手技には、これら複数の学びが織り込まれています。

道教の知恵という東洋の流れと、理学療法・解剖学という西洋の流れ。そのふたつが、サロンの現場で目の前の方と向き合う10年以上の時間のなかで、少しずつひとつの形になっていったもの。それが、いまの腸セラピーです。

違い②  タッチの強さ 〜チネイザンは痛い?〜

「腸セラピーって、痛くないですか?」

「お腹を強く押される施術ですよね?」

腸セラピーをしているとお伝えすると、こう聞かれることが少なくありません。チネイザンをはじめ、お腹への施術には「強い刺激を我慢するもの」というイメージを持たれている方が多いようです。

実際には、一口にチネイザンと言ってもさまざまな流派や考え方があり、その施術方法や力加減は大きく異なります。とてもソフトなタッチを重視する流派もあれば、深い圧を用いる流派もある。その幅は、思っている以上に広いものです。

私自身が学んだチネイザンにも、やさしいタッチの手技がある一方で、痛みを我慢するような強い刺激を伴う手技もありました。そこには「深くまで届かせたい」という明確な意図があり、それ自体を否定するつもりはありません。ただ、私はその強い手技を、協会の腸セラピーには取り入れませんでした。

理由はシンプルです。痛みは、体を緊張させ、心を構えさせるからです。お腹は、体のなかでもいちばん無防備な場所。そこに痛みの記憶が残ると、触れられること自体がこわくなってしまう方もいます。

だから当協会の腸セラピーは、すべての手技を「痛みのない、やさしいタッチ」だけで組み立てています。赤ちゃんに触れるようなやわらかな手で、相手の方の呼吸に合わせて、ゆっくりと。冒頭のご質問には、いつもこうお答えしています。「痛いことは、何ひとつしません」と。

「痛くないお腹のケアって、どんな感じなんだろう」。そう思われた方は、まずLINE特典で「腸セラピーとは」で詳しくお話しております。学びについて知りたくなったら、そこからゆっくり進んでいただけます。

違い③  「なぜ効くのか」が腑に落ちるから、自信をもって人に触れられる

チネイザンは、多くの場合「気」の世界観を軸に学んでいきます。お腹に気を巡らせるという考え方は、とても豊かな体系です。当協会の腸セラピーは、その東洋の知恵に、もうひとつ「体のしくみ」という視点を重ねて学んでいきます。

当協会の腸セラピーは、これまでに100名以上の方が学んでこられました。その約8割が、セラピー未経験からのスタートです。会社員、主婦、看護師、理学療法士。それぞれまったく違う場所から来た方が、無理なく身につけていけるのには、理由があります。

ひとつひとつのタッチを、東洋医学の視点と、解剖学の視点の両方から学ぶからです。たとえば「なぜ呼吸に合わせるのか」「なぜこの順番でお腹に触れるのか」を、横隔膜や自律神経のはたらきという体のしくみからも説明できるようにしています。

東洋の知恵と、体のしくみ。そのふたつが結びつくことで、頭でも納得しながら、手で覚えていける。未経験の方が一歩ずつ進めるための教育設計に、いちばん力を注いできました。

違い④  施術だけで終わらないから、一生、自分と大切な人に活かせる

当協会の腸セラピーは、施術の技術だけで完結しません。

食べること(食養生)、体を動かすこと(動養生)、休むこと(休養生)、心と向き合うこと(心養生)。お腹を整えることを、日々の暮らし全体のなかで捉え、自分にも相手の方にも手渡せるようになる。そこまでを、ひとつの学びとしています。

「資格を取って終わり」ではなく、一生、その人の暮らしに活かせる学びになっているか。協会がいちばん大切にしている問いです。

違い⑤  「在り方」の違い

そして、いちばん深いところにある違いは、手の奥にある「在り方」だと私は思っています。タッチの強さが「手のかたち」の違いだとしたら、こちらは「手の意図」の違いです。

チネイザンには、気を巡らせ、たまったものを解き放っていく、という方向性があります。それはそれで、ひとつの美しい在り方です。

当協会の腸セラピーが大切にしているのは、「待つ」ことです。変化を起こそうとするのではなく、相手の方の呼吸を感じながら、緊張がほどけていくのをじっと待つ。「治そう」「良くしよう」と意図するのではなく、ただ寄り添う。

同じようにお腹に触れているように見えても、その手が何をしようとしているかで、伝わるものは変わります。ここが、当協会の腸セラピーの核だと考えています。

よくいただくご質問

Q. 日本腸セラピー協会で、チネイザンの資格は取れますか?

いいえ、取れません。当協会で学んでいただけるのは、チネイザンではなく、独自に体系化した「腸セラピー」です。チネイザンそのものを学びたい方は、チネイザンを専門に教えているスクールをお探しになることをおすすめします。

Q. チネイザンを学んだことがありますが、腸セラピーも学べますか?

はい、学んでいただけます。お腹と心を一続きに捉える世界観が近いぶん、入りやすさを感じていただけると思います。一方で、解剖学からの裏づけや養生の体系、「待つ」在り方など、新しく出会っていただける部分も多いはずです。

「未経験の私に、できるだろうか」と思っている方へ

ここまで読んでくださった方のなかには、こう感じている方もいるかもしれません。

「興味はあるけれど、未経験の私に、人の体に触れる仕事なんてできるんだろうか」 「資格を取っても、その後ひとりで続けていけるか不安」

その不安は、とても自然なものだと思います。そして、その不安を感じている方にこそ、知っておいてほしいことがあります。

いま学んでいる方の多くも、まったく経験のないところから始めました。経験がないからこそ、ていねいに、置いていかないように。少人数で学び、卒業後も練習会や勉強会でつながり続ける。「ひとりにしない」を、いちばん大切にしています。

うまくやれるかどうかより、続けたいと思えるかどうか。その気持ちがあれば、技術はあとからついてきます。

どちらが合っているか迷ったら

ここまで読んでくださった方のなかには、チネイザンと腸セラピー、どちらを学ぼうか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。

道教の「気」の世界観そのものを深く探求したい方には、チネイザンの学びが合っているかもしれません。

体のしくみからも納得しながら学びたい方、施術だけでなく日々の養生まで含めて、自分とまわりの人の暮らしに活かしたい方には、当協会の腸セラピーが合っているように思います。

どちらが上で、どちらが下ということではありません。同じ伝統から育った、ふたつの違う木です。ご自身がどんなセラピストになりたいかに、正直に選んでいただけたらと思います。

もし当協会の腸セラピーが気になったら、まずは30分の無料相談で、学びについてゆっくりお話ししませんか。その場で申し込みをおすすめすることはありません。「自分にもできるかな」という段階のご相談で大丈夫です。

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