こんにちは。
日本腸セラピー協会代表の加藤です。
私たちの協会では、全国から多くの女性が腸セラピーを学びに来てくださっています。
皆さんとても真面目で、一生懸命に取り組んでくださるのですが、講座が始まって少しすると、よくこんな声が聞こえてきます。
「先生、これ…ちょっと難しいです」
「できているか不安で…」
実は、この「難しい」という言葉、無意識のうちに脳にブレーキをかけてしまうことがあるんです。
言葉がつくる「ハードル」
私たちって、大人になるにつれて、何か新しいことに挑戦するときに、
「ちゃんとやらなきゃ」「失敗したら恥ずかしい」って思いがちですよね。
でも思い出してみてください。
子どもの頃、自転車の補助輪を外したときのこと。
最初はふらふらして何度も転んで…でもいつの間にか、ふっと乗れるようになっていた。
あのとき、「難しい」なんて言葉、あまり使わなかったはずです。
「できた!」とか、「楽しい!」という気持ちで、体が自然に覚えていったのではないでしょうか。
腸セラピーも“体で覚える”セラピー
腸セラピーも同じです。
知識を頭で覚えることも大切ですが、何より大事なのは「体感すること」。
実際、最初は戸惑っていた受講生さんが、回を重ねるごとに表情が明るくなり、
「最近、手が自然に動くようになってきた気がします」
「前よりも“感じる”ことができるようになってきました」
そんな変化を見せてくれることがとても多いです。
できないことを責めるよりも、
“わからない”を“楽しみ”に変えて、向き合ってみる。
それだけで、セラピーの感覚がぐっとつかみやすくなります。
講座では「楽しく学べる雰囲気」を大切にしています
私自身、これまでの指導の中で実感してきたのは、
“正しさ”よりも、“楽しさ”が人を成長させるということ。
ですから講座中は、「できる・できない」ではなく、
「気づき」「感覚」「喜び」を感じられる時間になるように心がけています。
受講生のみなさんが、自分のペースでじっくりと腸セラピーと向き合えるように、
講師陣も寄り添いながら、一緒に進んでいくスタイルです。
「一生もののスキル」は、楽しみながら育つ
腸セラピーは、一度身につけると、まさに“一生使える技術”です。
家族や大切な人のケアにも、自分自身のセルフケアにも活かせますし、
副業や本業としてセラピストとして活動していく道もひらけてきます。
でも、そこにたどり着くまでのプロセスは、決して“完璧”である必要はありません。
たとえば補助輪を外して、自転車に乗れるようになるように、
ちょっとずつ体で覚えていけば、必ずできるようになります。
最後に:迷ったときの合言葉は「楽しもう」
もし今、「難しいな」「自信がないな」と感じていたら、
まずはその気持ちを、そっと横に置いてみてください。
そして、自分のペースで、「やってみようかな」と軽く試す感覚を持ってみてください。
一歩一歩、楽しみながら積み重ねていけば、きっと気づいたときには、
“自分の手”が自然に動き、“自分の感覚”を信じられるようになっています。
当協会では、そんな「自分らしく学べる」環境づくりを、これからも大切にしていきます。
このコラムが、これから腸セラピーを学ぼうとしている方、
そして、すでに学び始めた方の心を、そっと支える一言になればうれしいです。
ご自身の中にある「楽しむ力」を、ぜひ信じてみてくださいね。