こんにちは。日本腸セラピー協会代表の加藤です。
最近よく見かけるようになった「養生(ようじょう)」という言葉。
でも、改めて聞かれると「何をすることなの?」と感じる方も多いのではないでしょうか?
養生とは、一言でいえば 「日々を丁寧に整えること」。
東洋医学では、「病気になってから治す」よりも、「なる前に気づいて、整える」ことが重視されてきました。
私たちの腸セラピーも、まさにこの“整える”という考えに根ざしています。
今回は、そんな養生の基本と、協会としてどのようにお伝えしているかを、わかりやすくご紹介します。
養生の4つの柱と、腸との関わり
養生には、大きく分けて【食・動・休・心】の4つの柱があります。
どれも特別なことではなく、日々の暮らしの中で「ちょっと意識するだけ」で取り入れられるものばかりです。
1. 食養生(しょくようじょう)
食べることは、整えること。
たとえば…
・季節の野菜を取り入れて、自然に沿った食事をする
・冷たいものは控えて、温かいものを中心にする
・よく噛んで、ゆっくり味わう
腸にやさしい食生活は、消化吸収の負担を減らし、便秘や下痢の予防にもつながります。
とくに腸セラピーでは、施術後の体を整えるためにも、“何を、どう食べるか”がとても大切なのです。
2. 動養生(どうようじょう)
激しい運動より、巡らせる動き。
・朝の深呼吸やストレッチで、1日をスタート
・ガチガチに頑張るより、「気持ちよさ」を優先
・ウォーキングは、大股で胸を開くように意識
腸は筋肉の動き(蠕動運動)によって働くため、軽い運動で体の巡りを良くすることは、お腹の動きにも好影響です。
3. 休養生(きゅうようじょう)
休むことも、立派なセルフケア。
・何も予定を入れない“空白の日”をつくる
・眠る前はスマホを手放し、静かな時間をつくる
・湯船につかり、深くリラックスする
現代の私たちは、つい“頑張る”を習慣にしてしまいがち。
でも、腸はストレスや疲れにとても敏感です。
だからこそ、「ちょっと休む」「がんばらない」ことが、結果的に元気の源になります。
4. 心養生(しんようじょう)
心を置き去りにしない、やさしい習慣。
・「最近、がんばりすぎてない?」と自分に問いかける
・気分が沈んだ日は、ムリに元気を出そうとしない
・自分の“好き”や“嬉しい”に敏感になってみる
心の状態は、そのままお腹にあらわれることが多いです。
緊張が続くと、腸は硬くなり、ガスや便秘の原因にも。
心養生は、「もっと自分をやさしく扱っていいよ」というメッセージ。
腸セラピーの現場でも、施術を通じて“ふっと緩む”瞬間が心の回復のきっかけになります。
協会スクールでは、養生をこう伝えています
私たち日本腸セラピー協会では、技術だけでなく、「自分自身を整える知恵」として、養生を学びの中に取り入れています。
たとえばスクールでは…
・季節に合わせた養生(春・夏・秋・冬)
・施術後のお客様への声かけと養生アドバイス
・東洋医学的に見た体のバランスの崩れ方
など、“自分”と“お客様”の両方を整える視点で学びます。
お客様のエピソード
ある40代女性のお客様。
便秘と冷えに悩まれていましたが、サロンでお伝えしたのは「毎日10分、湯船につかるだけでもOKですよ」という休養生のアドバイス。
それだけで少しずつお腹の調子が整い、「無理しなくても変われるんですね」とお話ししてくださいました。
養生は、続けることで自然と体に沁み込んでいきます。
“できることから小さくはじめる”ということが、何より大事です。
季節に合わせた「養生のヒント」も、ぜひご覧ください
私たち日本腸セラピー協会では、今回のような養生の考え方をベースに、春・夏・秋・冬の季節ごとの養生記事も毎月更新しています。
「季節によって変わるお腹の不調」
「その時期に合ったセルフケアやおすすめ食材」
「実際のお客様の声」
などを織り交ぜながら、腸と心をやさしく整えるヒントをお届けしています。
▼四季の養生シリーズはこちらから
ぜひ、ご自身の体と心にそっと耳を澄ませる時間として、お読みいただけたら嬉しいです。