こんにちは。一般社団法人 日本腸セラピー協会代表の加藤です。
春になると、なんだかお腹の調子が悪くなったり、気分が不安定になったりすることはありませんか?
「最近、なんとなくイライラする…」
「お腹の張りが気になる…」
「食欲が不安定で、疲れやすい…」
この時期になると、こんな声を聞くことが増えてきます。実は、東洋医学では春は「肝」の季節。肝の働きが活発になると、体と心にさまざまな変化が現れます。
今回は、春に起こりやすい不調の原因と、お腹を整える養生法についてお伝えします。
春は「肝」の季節。心と体が揺らぎやすいとき
東洋医学では、春は「木」のエネルギーが高まり、肝の働きが活発になる季節と考えられています。
肝は、気や血の流れを調整する大切な役割を担っていますが、春はその働きが過剰になりやすい時期でもあります。
その結果、こんな症状が出やすくなります。
✅ イライラしやすい、怒りっぽくなる
✅ 目が疲れやすい、頭痛がする
✅ 花粉症やアレルギーが悪化する
✅ お腹が張る、便秘や下痢になりやすい
当協会のサロンでも、「最近、なんだかイライラする」「お腹の調子が落ち着かない」というご相談が増えるのがこの季節。
春は気温や環境が変わりやすく、体と心が影響を受けやすい時期なのです。
「気」を巡らせることで春の不調をやわらげる
春は、気の流れが滞ると、不調が現れやすくなります。
特に、「気を溜め込みやすい人」「感情を抑えがちな人」ほど、春の不調を感じやすい傾向にあります。
たとえば、仕事や人間関係で気を使いすぎたり、自分の気持ちを押し殺してしまうことが多い人は、肝のエネルギーが滞りやすく、お腹が硬くなったり、便秘や下痢を繰り返したりすることが多くなります。
腸セラピーでは、こうした「気の滞り」を整えながら、お腹をゆるめる施術を行います。お腹を優しくほぐすことで、気の巡りが良くなり、心も体も軽くなっていくのです。
春におすすめの養生法
春の不調を防ぐために、東洋医学では 「肝をいたわり、気を巡らせること」 が大切だと考えます。
1. 旬の食材で「肝」を整える
春は、酸味のある食べ物が肝の働きをサポートしてくれます。
レモン・梅干し・酢の物・柑橘類 などを適度に取り入れると、気の流れがスムーズになります。
また、春野菜もデトックス効果が高く、肝の解毒を助けてくれるのでおすすめです。
✅ 春キャベツ
✅ 菜の花
✅ たけのこ
✅ ブロッコリー
✅ セロリ
旬の野菜をたっぷり摂ることで、冬の間に溜まった老廃物を排出しやすくなります。
2. 朝日を浴びて「陽気」を取り入れる
春は、陽の気が高まり、体が冬のエネルギーから目覚める季節。
特に、この数年はコロナ禍の影響でリモートワークが増え、外に出る機会が減ったことで、陽気を取り入れる時間が少なくなっている人が多いと感じます。
朝の散歩やストレッチで体をゆるめ、太陽の光を浴びることで、体内時計が整い、気の巡りもスムーズになります。
朝の新鮮な空気を吸いながら、深呼吸をしてみるだけでも、心がリセットされる感覚を味わえるはずです。
3. 感情を溜め込まないようにする
春は、新生活が始まったり、環境の変化が多い時期。
転職や異動、引っ越しなどで、新しい人間関係が増えることもあり、知らず知らずのうちに気を張ってしまいがちです。
気を張りすぎると、無意識のうちにストレスが溜まり、お腹が硬くなってしまうことも。
「最近、お腹が張りやすいな…」と感じる人は、ストレスを溜め込んでいないか、少し振り返ってみてください。
お腹の調子は、心の状態を映す鏡でもあります。
腸セラピーでは、優しいタッチでお腹をほぐしながら、「深い呼吸ができる状態」 へと導いていきます。
まとめ
春は、新しい始まりの季節ですが、同時に体と心が揺らぎやすい時期でもあります。
肝の働きが活発になる春は、「気の巡りをスムーズにすること」 がとても大切。
🌿 旬の野菜や酸味のある食べ物を取り入れる
🌿 朝の光を浴びて、ゆったりと深呼吸をする
🌿 感情を無理に抑え込まず、自分の気持ちを大切にする
この春、お腹の不調を感じたら、ぜひ意識してみてください。
腸を整えることは、心を整えることにもつながります。
あなたの春が、心地よく穏やかなものになりますように。
当協会の腸セラピーについて
当協会では、腸セラピーを通じて、体と心のバランスを整えるサポートを行っています。
「お腹が硬くなると、心も苦しくなる」
「腸がゆるむと、気持ちが落ち着く」
そんな経験をしたことはありませんか?
腸セラピーは、単なるマッサージではなく、心と体の調和を取り戻すための施術です。
この春、もしお腹の不調を感じたら、一度腸セラピーを試してみませんか?