こんにちは。日本腸セラピー協会代表の加藤です。
「最近、呼吸が浅い気がする」
「お腹がなんとなく張っていて苦しい」
そんなお悩み、ありませんか?
実はその2つ、「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉を通じて深くつながっているんです。
この記事では、「呼吸が浅くなると腸が動きにくくなる理由」と「腸セラピーがどう役立つのか」について、わかりやすくお伝えします。
横隔膜ってなに?腸とどう関係あるの?
横隔膜は、胸とお腹の間にある“呼吸の主役”ともいえる筋肉です。
息を吸うときに下がり、吐くときに上がる動きをくり返しながら、
- 肺をふくらませる(呼吸)
- 腸や内臓を上下に動かす(内臓マッサージ)
という2つの働きを同時にしてくれています。
つまり、横隔膜の動きがスムーズだと、腸も元気になりやすいということです。
呼吸が浅くなると起きる3つの変化
① 腸が動きづらくなる
横隔膜は深い呼吸をしたとき、7〜10cmほど上下に動くと言われています。
この動きが腸をやさしく刺激し、便を押し出す蠕動(ぜんどう)運動を助けてくれるのです。
呼吸が浅くなって横隔膜の動きが小さくなると、腸のマッサージ効果が失われてしまいます。
② 自律神経のバランスが乱れやすくなる
呼吸が浅いと、交感神経が優位になりやすく、体が常に緊張モードに。
でも腸がよく働くのは、リラックス状態=副交感神経が優位なとき。
つまり、深い呼吸ができないと、腸も本来の力を発揮しづらくなるのです。
③ お腹が固くなる→ますます呼吸が浅くなる
これはまさに悪循環。
- 呼吸が浅い
→ 横隔膜が動かない
→ 腸が張る・固くなる
→ お腹が苦しくて、また呼吸が浅くなる
結果、“お腹も心もゆるめない状態”が続いてしまいます。
腸セラピーで横隔膜をやさしくゆるめる
日本腸セラピー協会の施術では、腸にふれるだけでなく、
横隔膜にやさしくアプローチする「横隔膜タッチ」も行っています。
- 肋骨の下にふんわり手を添え
- 呼吸に合わせて待つように触れる
- 息を吐くたびに、緊張がふわっとゆるんでいく
このアプローチによって、呼吸が自然と深くなり、腸の動きが高まりやすくなります。
腹式呼吸は“腸のセルフケア”になる
施術以外でも、呼吸を意識するだけで、腸はゆるみ始めます。
おすすめの呼吸法(1日3分でもOK):
- 仰向けに寝る or 楽な姿勢で座る
- おへそに手を置く
- 息を吸ったときにお腹がふくらむように意識
- ゆっくり5秒かけて吐く
この「お腹で呼吸する」感覚を思い出すだけで、腸へのやさしい刺激になります。
実際の変化は?|お客様の声より
「最初の呼吸チェックでは胸しか動いていなかったのに、施術後はお腹までスーッと空気が入る感じがしました」(40代・女性)
「いつもお腹がカチカチだったのが、息を深く吐けるようになって、腸が“動き出す感覚”がありました」(30代・男性)
「便秘がちで気持ちもどんよりしていましたが、腸セラピーの後は呼吸も軽くなって気分もスッキリしました」(50代・女性)
呼吸と腸のつながりは、想像以上に大きいのです。
まとめ|“お腹をゆるめたい”なら、まず呼吸から
腸を整えたいと思ったら、まず「呼吸を整える」ことから始めてみてください。
腸セラピーでは、横隔膜をゆるめることで呼吸が深くなり、腸が本来の動きを取り戻すお手伝いをしています。
でも、何より大切なのは日々の呼吸に気づくこと。
明日の朝、1分だけ。
お腹に手を当てて、深くゆっくり息を吐いてみてください。
その小さな一呼吸が、あなたの腸のリズムを整える一歩になるかもしれません。