こんにちは。日本腸セラピー協会代表の加藤仁基です。
サロンを12年間運営していると、「遅刻やドタキャン、どう対応していますか?」という質問を本当によくいただきます。
一人サロンでは特に、この問題が経営にもメンタルにも影響しますよね。
私自身も、最初はかなり悩みました。
遅刻常習のお客様にどう向き合うか
以前、必ず10〜15分ほど遅れて来られるお客様がいらっしゃいました。
特に悪気があるわけではなく、「子どもが熱を出して」「渋滞で…」といった理由で当日キャンセルになることもしばしば。
私はもともと、人に強く言えないタイプです。
だから最初は「仕方ないかな」と思い、柔らかく対応していました。
でも、何度も同じことが続くうちに、他のお客様への影響も出てきてしまいました。
次第に私自身のモチベーションも下がり、施術に集中できなくなっていたんです。
正直なところ、「どう伝えたらいいんだろう」と悩みながら、気持ちが疲れていました。
解決策はシンプル。「キャンセル規約を作る」こと
最終的にたどり着いたのが、「キャンセル規約を明文化し、きちんと伝える」という方法でした。
ルールを紙に書き出して、予約時やLINEでお伝えするようにしたところ、驚くほどスムーズに状況が改善したんです。
そのお客様も、こちらの想いを理解してくださり、以降は時間を守って来てくださるようになりました。
ルールがあることで、お互いに安心できる関係が築けたと思います。
実際のキャンセル規約例
以下は、現在私がサロンで使用している内容です。
ご予約の変更・キャンセルは、2日前までにご連絡ください。
前日・当日のキャンセルは、回数券1回分の消化とさせていただきます。
15分以上の遅刻でご連絡がない場合は、キャンセル扱いとなります。
このようにシンプルでOKです。
ただ「言いにくいから」と伝えないままでいると、かえってお客様も判断に迷います。
ルールを伝えるのは、相手を責めるためではなく、“お互いを守るため”なんです。
掲示・事前説明が効果的
私はこの規約を、サロンの掲示ボードや予約フォームにも明記しています。
新規のお客様にはLINE予約時に必ずお知らせし、「ご理解ありがとうございます」と一言添えています。
こうするだけで、ほとんどの方が丁寧に時間を守ってくださるようになりました。
仕組みを整えると、気持ちがラクになる
ルールがあることで、いちいち感情的に悩まなくてよくなります。
「どうしよう」と思いながら対応していた頃に比べると、サロン運営のストレスが本当に減りました。
一人サロンでは、自分の時間がそのまま“収益”と“体力”に直結します。
だからこそ、「仕組みで解決する」ことが大切なんです。
まとめ:ルールはお客様との信頼を守るもの
- ドタキャン・遅刻対応に悩むなら、まず「キャンセル規約」を作る
- ルールは冷たくするためではなく、お互いの信頼を守るため
- 一人サロンほど、仕組みでストレスを減らすことが大事
サロン運営は、人との関係づくりの連続です。
だからこそ、ルールを整えることが「安心して続けられるサロン」につながります。
ぜひ一度、自分のサロンにもキャンセル規約を取り入れてみてください。
きっと、思っている以上に心がラクになりますよ。
