なぜ腸セラピーで“腰の痛みが軽くなる”と言われるのか?その理由と背景
お腹にふれたら、腰が軽くなった?
こんにちは。日本腸セラピー協会 代表の加藤です。
これまでの施術経験の中で「便秘が楽になった」「眠れるようになった」といった声と並んで、
意外にも多くいただくのが、「腰が軽くなった」「腰痛がやわらいだ」という感想です。
お腹の施術なのに、なぜ腰が変わるのでしょうか?
今回はその理由を、筋肉・姿勢・神経の関係性や、東洋医学・西洋医学の視点からお伝えしていきます。
腰痛の原因は「筋肉」だけと思っていませんか?
「腰が痛いのは、筋肉が硬くなっているから」
「運動不足や年齢のせいだと思っていた」
多くの方がそう思って来院されます。
ですが、実際に腰痛を抱えている方のお腹にふれてみると
お腹が硬い、冷えている、呼吸が浅いという共通点が多く見られます。
実は、腰の痛みの背景には「内臓の緊張」や「腹部のこわばり」が隠れていることが少なくありません。
腸セラピーは「腰が緩む土台」を整える施術です
腸セラピーは、腸をグイグイ押すのではなく、「お腹全体が安心してゆるむ環境」を整える施術です。
・腹部にやさしくふれる
・呼吸を整える
・副交感神経を優位にする
これにより、腹部とつながる腰の筋肉や骨盤周囲の緊張が自然とゆるみ、腰への負担も軽くなっていきます。
実際、「お腹をゆるめただけで腰まで温かくなった」「寝返りが楽になった」という方も少なくありません。
身体と心の関係──腰と腸をつなぐ東洋医学・現代医学の視点
東洋医学の視点では、腰は「腎(じん)」のエリアとされ、「生命力」や「エネルギーの根」と深く関係します。
また、「腎」は冷えにも弱く、腸の冷えや弱りは、腰に直結するエネルギーの低下を引き起こすと考えられています。
現代解剖学では、大腸は腰の筋肉(腸腰筋)や骨盤周囲の神経と密接に接しています。
腸がガスで張っていたり、腹圧が高くなっていると、腰の深層筋を圧迫・緊張させ、腰痛につながることがあるのです。
お腹がゆるむと、腰が軽くなる
腸セラピー後にいただく代表的なお声をご紹介します。
・ずっと重だるかった腰が、軽くなった
・お腹をふれてもらっただけなのに、腰が伸びやすくなった
・立っているのがラクになった
腸が緊張から解放されることで、全身の力が抜け、自然と腰がゆるむ。
それが、腸セラピーならではの“副産物的な変化”とも言えるのです。
よくある質問
Q1:腰痛がある人でも受けられますか?
A:はい。むしろ、慢性的な腰痛に悩む方ほど、お腹の硬さが原因になっていることがあります。
Q2:マッサージとの違いは何ですか?
A:腸セラピーは筋肉をもむのではなく、“腸が安心する環境”をつくることで体の内側から変化を促します。
Q3:腰に直接ふれなくても、変化があるの?
A:あります。実際に、お腹への施術だけで「腰が軽くなった」と話される方は多数いらっしゃいます。
まとめ──腰が痛いときこそ、お腹を見直してみてください
腰の痛みというと、どうしても「背中側」ばかりに目が向きます。
ですが、前側
つまり「お腹」にこそ、ヒントが隠れていることがよくあります。
腸がこわばると、呼吸も浅くなり、背中や腰に余計な力が入りやすくなります。
逆に、腸がゆるむことで、身体全体が自然に“ほどけていく”。
腸セラピーは、腰に直接触れなくても、腰の痛みにやさしく寄り添う施術でもあるのです。
追伸
長年の腰の痛みに、整骨院や整体では変化を感じなかったという方
もしかすると「お腹からの声」を見逃しているのかもしれません。
まずは、お腹にそっとふれてみてください。
冷たくないですか? 張っていませんか? 呼吸が浅くないですか?
あなたの腰の不調が、腸から整う日がくるかもしれません。