
こんにちは。
日本腸セラピー協会代表の加藤仁基です。
年が明けて1月。新しい一年が始まったはずなのに、
・お腹の調子が戻らない
・便秘や下痢を繰り返す
・体が重く、朝からだるい
・気持ちが切り替わらず、やる気が出ない
そんな声を、腸セラピーの現場では毎年のように耳にします。
実は1月は、腸にとって「立て直し」と「回復」が同時に求められる、とてもたいせつな時期です。
・年末年始の食生活の乱れ
・生活リズムの崩れ
・寒さによる冷え
・気持ちの切り替えによる緊張
これらが重なり、腸は想像以上に疲れています。
今回は、東洋医学の視点と、腸セラピストとして13年間腸に触れてきた現場の経験をもとに、1月を心地よく乗り切るための腸ケア養生と食養生についてお伝えします。
1月は「冬の終盤」。腎の疲れと脾の負担が重なる時期

中医学では、冬は「腎」が主役となる季節です。
腎は、体の深部のエネルギー、体温調整、ホルモンバランス、自律神経の安定を支える臓腑。
冷えや疲労、不安感とも深く関わっています。
12月から続く寒さによって、腎はすでに消耗しやすい状態。
そこに年末年始の食べすぎ・飲みすぎが加わることで、消化吸収を担う「脾」にも負担がかかります。
腎の疲れが残ったまま
脾の回復が追いつかない
この状態が、1月特有の腸の不調を引き起こします。
腸セラピーを受けにこられるお客様のお腹の特徴は
・お腹が冷たい
・全体的に張っている
・深部が硬い
・腸の動きが鈍い
といった状態の方が非常に多くなります。
1月に出やすい腸と体のサイン

1月に多いサインとしては、次のようなものがあります。
・朝起きても疲れが取れない
・食後に強い眠気が出る
・便が出きらない感じが続く
・甘いものや小麦が欲しくなる
・気持ちが内向きになりやすい
これらは単なる「不調」ではなく、腸と体が回復を求めているサインとも言えます。
この時期に無理に頑張ったり、急にリセットしようとすると、かえって腸は固くなります。
1月の養生で大切なのは、まず「休ませる」ことです。
1月の腸を支える食養生の考え方

1月の食養生のキーワードは、温める・消化を助ける・溜めない。
腸を元気にしようとして、いきなり発酵食品や生野菜を増やす方もいますが、腸が冷えて疲れている状態では、かえって負担になることも少なくありません。
まずは、腸が安心して動ける環境をつくることが先です。
温かいものを基本にする
1月は、とにかく「温める」が最優先。
白湯
温かいお茶
味噌汁
スープ
これだけでも、腸の血流は大きく変わります。
特に朝の白湯は、眠っていた腸をやさしく目覚めさせる大切な習慣です。
消化にやさしい食材を選ぶ

1月は、消化にエネルギーを使いすぎないことが重要です。
おすすめは、
おかゆ
雑炊
蒸し野菜
煮物
根菜類(大根、人参、ごぼう)
噛みやすく、温かく、シンプルな調理を意識してください。
お客様からも、「夜を軽めにしただけで朝が変わった」という声はとても多いです。
腎と脾を支える食材を少し意識する

東洋医学では、冬から1月にかけては「腎」を労わることが大切とされています。
黒ごま
黒豆
海藻類
きのこ類
これらを一品加えるだけで十分です。
また、脾を支えるためには、
米
いも類
かぼちゃ
など、甘みのある自然な食材がおすすめです。
食べすぎた日のリカバリーも大切

1月は、どうしても食べすぎてしまう日もあります。
そんな日は、
次の食事を軽くする
温かい汁物だけにする
よく噛む
これだけで、腸はきちんと回復します。
リセットしようと断食をしたり、極端な制限をする必要はありません。
心と腸は1月も強くつながっている

1月は、気持ちが切り替わらず、無意識に緊張しやすい時期でもあります。
ちゃんとしなきゃ!
今年こそは!
そんな思いが続くと、呼吸が浅くなり、お腹も硬くなります。
腸セラピーで「お腹がほぐれると気持ちも楽になる」と言われるのは、
腸と自律神経が密接につながっているからです。
寝る前にお腹に手を当てる
深呼吸を3回する
湯船で何も考えない時間をつくる
こうした小さな習慣が、腸の回復を後押しします。
まとめ:1月は「立て直す」ための大切な準備期間
1月は、無理にアクセルを踏む時期ではありません。
温める
休ませる
消化を助ける
心をゆるめる
この積み重ねが、腸と体の土台を整えます。
腸は、心と体の中心。
1月の過ごし方は、その一年の調子を大きく左右します。
どうかこの時期、ご自身のお腹にやさしく向き合ってみてください。
