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腸セラピーが「マインドフルネスですね」と言われる理由

こんにちは。日本腸セラピー協会代表の加藤仁基です。

腸セラピーを受けられた方や、講座を受講された方から、よくこんな言葉をいただきます。

「これって、まるでマインドフルネスですね。」

実はこの言葉、私がとても嬉しく感じる感想のひとつです。

マインドフルネスとは、過去や未来にとらわれず、“今この瞬間”に意識を向けることで、ストレスから心を解放する方法です。

医師のジョン・カバット・ジン博士が体系化した「マインドフルネス瞑想」は、Googleなどの企業研修でも取り入れられ、世界中に広まりました。

瞑想というと、かつてはお寺や修行といった特別な場所で行うものという印象がありましたが、今では日常の中で心を整える“セルフケア”として、多くの人に親しまれています。

実は、腸セラピーにもこのマインドフルネスと通じる要素がたくさんあります。今日は、なぜ腸セラピーが“マインドフルネスのようだ”と感じられるのか、その理由をお話ししたいと思います。

目次

呼吸が整うと、心が整う

腸セラピーの施術中、私はいつもお客様の呼吸を感じ取るようにしています。

お腹に手を添えていると、呼吸の深さ、速さ、温度が自然と伝わってくるんです。初めは浅く、緊張していた呼吸が、施術を重ねるうちにゆっくりと深くなっていく。

呼吸が整うと、不思議とお腹もやわらかくなっていきます。そして、お腹がゆるむと、心の緊張もほどけていく。

この「呼吸とお腹のつながり」こそ、マインドフルネスの核心です。呼吸に意識を向けることで“今ここ”に戻る。

腸セラピーも、まさにそれを体の感覚を通して体験する時間なのです。

サウナや温泉のように「心がリセットされる」

ここ数年、「サウナ」がブームになっていますよね。以前は“おじさんの趣味”のように見られていたサウナが、いまでは若い方や女性にも人気です。

「ととのう」という言葉が象徴するように、サウナは“何も考えない時間”を味わうことで心をリセットする場所になりました。

腸セラピーも、それに近い体験をもたらします。施術のあいだ、スマートフォンを手放し、静かな空間で、呼吸と体に意識を向ける。その数十分間、頭の中のざわめきが少しずつ静まっていくのを感じます。

終わったあとは、「あれ? なんだか軽い」「頭の中のモヤが晴れた気がする」と言われる方が多いんです。

これは、まさに“心のサウナ”のような効果。

外側ではなく、内側から整う感覚です。

「腸は感情の倉庫」──お腹をゆるめると、心もゆるむ

昔から、腸は「第二の脳」と呼ばれています。怒りや不安、緊張といった感情は、頭だけでなく腸にも記憶されているのです。

たとえば、緊張するとお腹が固くなったり、ストレスでお腹を壊したり。そんな経験は、誰にでもあると思います。

腸セラピーでは、こうした“感情の滞り”を手のぬくもりでやさしく解いていきます。強く押したり、刺激を与えたりするのではなく、呼吸とともに“ゆるめていく”のが特徴です。

すると、まるで心の奥にあった感情が少しずつほどけていくように、

「涙が出てきた」「なぜか心がスッキリした」

そんな反応が起きることもあります。

腸は、心と体の間にある“感情の翻訳者”のような存在です。

その腸がゆるむことで、心も静かに整っていく。だからこそ、腸セラピーはマインドフルネスのように「心を今に戻す」働きを持っているのです。

経営者やビジネスパーソンが腸セラピーを選ぶ理由

実は、私のサロンには、経営者の方やビジネスパーソンの方が多く通われています。共通しているのは、「常に頭を使い、休むことを忘れている」ということ。

会議の合間や仕事帰りに、「思考を止める時間がほしくて来ました」とおっしゃる方もいます。腸セラピーを受けている間は、頭ではなく“体が主役”になります。

「何もしなくても整っていく」
「考えるより、感じる」

そんな時間を持つことで、仕事への集中力が戻ったり、アイデアが自然に湧いてきたりするのだそうです。

私自身もその感覚には深く共感します。

現代人にとって、“考えない時間”こそが、最大のリセットなのかもしれません。

腸セラピーは「今ここ」に戻るための方法

私たちは普段、過去の出来事や、これから起きるかもしれない未来のことを考えて生きています。

でも、腸セラピーを受けているときだけは、ただ“今ここ”に存在していることを感じられる。

呼吸とともに、手のぬくもりが体に伝わり、お腹がゆるみ、心が穏やかになっていく。

その時間は、まるで瞑想のようです。
頭を使わず、言葉もなく、ただ感じる。
それだけで、心が静まり、体が整っていきます。

マインドフルネスは「気づきの練習」と言われますが、腸セラピーも同じように、自分の内側に“気づく”ための時間です。

まとめ:お腹を整えることは、心を整えること

腸セラピーは、単なるリラクゼーションではありません。呼吸を整え、思考を手放し、今の自分に戻るための時間。

それはまさに、体を通したマインドフルネスです。

お腹の奥にある緊張をゆるめると、心が自然にほどけていく。
体が温まると、感情が流れはじめる。
そのとき、人は“本来の自分”に戻れるのだと思います。

これからも私は、腸を通して「心を整える時間」を届けていきたい。

それが、日本腸セラピー協会の理念であり、私がこの活動を続ける理由です。

お腹を整えることは、心を整えること。

マインドフルネスの本質は、実は私たちの体の中にあるのかもしれません。

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