治療のプロが“腸”にたどり着いた理由とは
こんにちは。日本腸セラピー協会です。
今回は、当協会の講師である竹村真菜さんの体験をお届けします。
オーストラリアで国家資格を取得し、8,000人以上の施術経験を積んできた“治療のプロ”が、なぜ腸セラピーという新しい世界に魅了されたのか。
治療や整体の経験がある方ほど
「腸と何が違うのか」
「経験者でも新しく学ぶ意味があるのか」
と感じることがあります。
そんな疑問を持つ方にこそ、ぜひ読んでいただきたい物語です。
セラピストとして歩んできた私の原点
私は約7年間オーストラリアに滞在し、リメディアルセラピー（国家資格）を学び、実際の臨床で働いてきました。
姿勢、筋肉、解剖学を深く理解し、体にアプローチしていくこの技術は、私の土台そのものです。
「人の体に触れるとはどういうことか」
その問いに向き合い続けた時間でもありました。
一人ひとりと向き合える場所をつくりたい
臨床経験を積むほどに、私は明確な願いを抱くようになりました。
「自分のサロンを持ち、丁寧に向き合える場所をつくりたい」
そんな未来を、自然と描くようになっていました。
母の病気が私を立ち止まらせた
帰国という大きな選択
そんな矢先、母の病気がわかり、看病のため日本へ帰国することを決めました。
積み重ねてきたキャリアも、描いていた夢も、一度手放す選択でした。
心と体が同時に崩れていく
看病の日々は想像以上に負担が大きく、私自身の体も崩れていきました。
背中のニキビ、肌荒れ、慢性疲労。これまでにない不調が続きました。
セラピストであるのに、自分の体すら整えられない。
その現実は、深い悔しさと無力感につながっていきました。
「健康とは何か」という問いが始まった
治療だけでは届かない“深いところ”があるのでは
症状が出てから治療するだけが健康なのか。
病気になる前に、もっと深いところから整える方法があるのではないか。
その問いが強く心に浮かび始めました。
腸という新しい視点との出会い
腸が“体と心の中心”だという気づき
腸は、消化吸収だけでなく、免疫、ホルモン、自律神経、感情にまで関わっています。
調べるほどに、腸が健康の土台であることを知り、その魅力に惹かれていきました。
初めて腸セラピーを受けた日の衝撃
腸セラピーの施術を受けた日、三年間悩み続けた背中のニキビが、たった一度の施術で改善し始めました。
同時に、張りつめていた心がふっとゆるむ感覚もありました。
体に触れているだけなのに、心まで変わる。
私の中で世界が少し変わった瞬間でした。
届かなかった場所に触れられる施術
リメディアル × 腸セラピーで起きた変化
スクールで学びながら施術を続ける中で
「治療では届かなかった場所に、腸から触れられる」
そんな確信が深まっていきました。
体が整うだけでなく、心の安定感まで変わっていく。
その変化を、お客様の姿を通して何度も実感しました。
日本で感じた違和感と課題
安心して体を預けられる施術者が少ない
日本に戻り、さまざまな施術を受ける中で、私は一つの違和感を抱きました。
「この人に安心して体を預けられる」と感じる場面が少ないのです。
それは私が特別に敏感だったわけではなく、多くの女性が心のどこかで感じている“言葉にされていない不安”だと思いました。
日本では“未病”の視点がまだ根づいていない
日本では投薬や治療などの対処療法が中心で
「病気になる前に整える」という未病の視点が十分に根づいていません。
だからこそ私は
「安心して体を任せられるセラピストを育てたい」
と強く思うようになりました。
日本でサロンを開くまでの道のり
オーストラリアの夢から、日本での挑戦へ
オーストラリアでの開業は現実的ではなくなりました。
そこで私は、日本で基盤をつくる道を選びます。
腸セラピーと出会って約8ヶ月後、名古屋でサロンをオープンしました。
予約の取れないサロンへ
ありがたいことに、多くのお客様に来ていただき
「心が軽くなった」
「体が楽になった」
「家族関係まで変わった」
そんな声をいただけるようになりました。
腸と体と心は深くつながっている。
その実感は、今も私の原動力になっています。
腸セラピーとともに描く未来
触れることの可能性をもっと広く届けたい
腸セラピーを通して私が一番伝えたいのは「触れることが持つ無限の可能性」です。
現代は、人に触れられる機会が減っています。
だからこそ、腸にそっと触れる施術は、人を深く癒す力を持っていると感じています。
オーストラリアへ届けたい“恩返し”
私にはもう一つの目標があります。
それは、日本腸セラピー協会の理念や技術を、オーストラリアのリメディアルセラピストに届けること。
かつて私を育ててくれた場所へ、この視点を伝えることが、私にとっての“恩返し”です。
さいごに
腸が整うと、体も心も、人生もやさしく整っていく。
その変化を私は自分の体で深く感じました。
もし今、あなたが体や心のことで悩んでいるなら
腸にそっと触れるところから、やさしい変化が始まるかもしれません。
あなたの未来が、ふわっとひらいていきますように。
腸セラピーを深く学びたい方へ
竹村さんの体験を読んで「私も学んでみたい」と感じた方へ。
日本腸セラピー協会では、未経験の方も経験者の方も、それぞれのペースで学べる講座をご用意しています。
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