こんにちは。日本腸セラピー協会代表の加藤仁基です。
今日は、セラピストとして活動している方にこそ、ぜひ伝えたいテーマがあります。
それは「マーケティングを学ぶことの大切さ」です。
多くのセラピストは、「お客様の役に立ちたい」「技術を磨けば自然とお客様が増えるはず」と信じて、日々努力を重ねています。
でも、実際にはこう感じていませんか?
「技術には自信があるのに、なぜか集客がうまくいかない」
「お客様に喜んでもらえているのに、リピートが続かない」
私も、まさに同じ壁にぶつかった一人でした。
技術だけでは伝わらない現実
起業したばかりの頃、私は“技術さえあれば大丈夫”だと信じていました。
だから、マーケティングの「マ」の字も知らないまま、ただ必死に腕を磨く毎日。
ところが現実は、思っていたようにはいきませんでした。
どれだけ努力しても、予約は埋まらず、焦りばかりが募っていきました。
「こんなに真剣にやっているのに、なぜ来てくれないんだろう…」
そんな時、ひとりの若いトレーナーさんと出会いました。
彼は技術的には私より経験が浅いのに、毎月安定してお客様が来ていたのです。
思い切って理由を聞いてみると、彼はこう言いました。
「僕、マーケティングをちゃんと学んでるんです」
その言葉に、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
“いい技術”を持っていても、“伝える力”がなければ届かない。
この気づきが、私のサロン経営を変えるきっかけになりました。
マーケティングは「お客様に知ってもらう仕組み」
マーケティングというと、なんだか難しそうな言葉に聞こえるかもしれません。
でも、実際はとてもシンプルです。
それは、「自分の技術を必要としているお客様に、どうやって知ってもらうか」ということ。
どれだけ素晴らしい施術でも、存在を知られなければ、誰の悩みも解決できません。
マーケティングとは、あなたの想いや技術を“必要としている人に届ける仕組み”なんです。
技術だけではなく、「伝え方」もスキルのひとつ
セラピストにとって技術は大切。
でも、“どんな想いでその技術を届けたいのか”を言葉にすることも、同じくらい大切です。
たとえば、あなたの施術が「肩こりに効く」だけでなく、
「頑張りすぎている人の力を抜く時間になる」なら、
それはもう“誰かの心を動かすストーリー”になります。
このように、「誰に」「何を」「どう届けたいか」を明確にするのがマーケティングの第一歩です。
学ぶことで「安心して届けられる」ようになる
マーケティングを学ぶと、集客が“偶然”ではなく“仕組み”になります。
SNSやホームページの発信が「今日何を書こう…」ではなく、
「この人に向けて、これを伝えよう」という軸が生まれます。
私自身、マーケティングを学んでからは、毎月の集客に振り回されることがなくなりました。
「来てほしい人に、ちゃんと届いている」
この安心感は、何よりの財産です。
セラピストこそ、マーケティングを学ぶべき理由
セラピストの仕事は、目の前の人を癒し、整えること。
その想いをもっと多くの人に届けるためにこそ、マーケティングが必要です。
マーケティングは、“売り込み”ではありません。
あなたの想いを、必要としている人に“橋をかけること”です。
だからこそ、技術とマーケティングの両輪を整えることで、
「自分の想いが届く」「喜ばれる」「続けられる」仕事に変わっていきます。
まとめ
- 技術があっても、伝えなければ届かない
- マーケティングは「あなたの想いを必要な人に届ける仕組み」
- 学ぶことで、安定してお客様に出会えるようになる
- 技術と伝え方、どちらもセラピストに必要な“スキル”
技術を磨くように、“伝える力”も磨いていきましょう。
それが、あなたのサロンを「選ばれるサロン」に変える第一歩になります。
