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資格がなくても“選ばれるセラピスト”になれる理由

こんにちは。日本腸セラピー協会代表の加藤仁基です。

「セラピストとして開業したいけれど、資格がないんです…」

これは毎月のようにいただくご相談のひとつです。

「資格がないとお客様は来てくれませんよね?」

「たくさん資格を取れば、自信が持てますか?」

結論から言うと、資格の有無が“満席サロン”を決めるわけではありません。

今日はその理由と、資格よりも先に押さえておきたい“あなたらしい価値の伝え方”についてお話しします。

目次

「資格=信用」という思い込み

日本は“資格大国”と言われるほど、何かを始めるときに「まず資格を取りなさい」と言われがちです。

私自身も開業前は、資格がないとお客様に信頼されない、資格さえあれば堂々と名乗れると思い込んでいました。

ところが、いざサロンをオープンしてみると、お客様から「どんな資格をお持ちですか?」と聞かれたことは、ほとんどありませんでした。

興味を持たれるのは、「私の悩みは良くなりますか?」という結果の部分。

つまり、お客様は資格よりも、“自分に必要かどうか”を見ているのです。

資格取得が目的化する落とし穴

もちろん、学ぶこと自体はとても大切です。

ただし、次のような状態になっていないか、一度振り返ってみてください。

・資格が増えるたびに「まだ足りない」と感じる

・資格取得を優先して開業がどんどん先延ばしになる

・いつの間にか、資格費用で開業資金が減ってしまっている

資格は立派な武器になりますが、使わなければ“壁に飾ったコレクション”のままです。

「取ること」自体が目的になってしまうと、本来届けたかった価値が置き去りになってしまいます。

お客様が本当に求めている3つの安心

お客様が求めているのは「資格の数」ではありません。

実際に求めているのは次の3つです。

・悩みが解決しそうか(結果への期待)
・人として信頼できるか(人柄・共感力)
・続けやすいか(価格・通いやすさ・提案の誠実さ)

これらは、資格の有無ではなく“あなたの強み”をどう活かすかで叶えられます。

私の場合

私自身、SNSが得意ではありません。

代わりに、丁寧なカウンセリングや対話を大切にしてきました。

その結果、「話を聞いてもらえる」「落ち着く」と言ってくださるお客様が自然と増えました。

口下手でも、静かな空気感を心地よいと感じてくださる方が来てくれます。

派手な広告を出さなくても、口コミだけでつながりが広がりました。

つまり、「自分の強み」を理解し、それに合った関わり方や発信方法を選ぶことができれば、無理をしなくてもお客様は自然と集まってくれるのです。

まずは“資格”より“あなたらしさ”を言語化しよう

どんな人の役に立ちたいのか。

自分が自然にできることは何か。

お客様にどんな気持ちで帰ってほしいのか。

この3つを書き出してみるだけでも、自分ならではの価値が見え始めます。

資格はその価値を強化する「あとからの道具」。

先に“あなたらしさ”を磨くことで、資格の力もより活きてくるのです。

まとめ ― 資格の数より「この人なら大丈夫」と思わせる力

資格は“保証書”ではなく、“ツール”です。

お客様が求めているのは、結果・人柄・続けやすさ。

そして、それを叶えるのは「強みを知り、自分らしい関わり方を整えること」です。

もし今、「資格がないと不安…」と感じているなら、その真面目さは大きな強みです。

あとは“資格の前に、自分の強みを言語化する”というステップを踏んでみてください。

それが、資格より信頼されるセラピストへの第一歩になります。

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