こんにちは。日本腸セラピー協会代表の加藤仁基です。
10月15日放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』で、「腸もみ」が登場しました。
テーマは「ダイエットはもう卒業!太りやすい人16のダメ共通点」。

引用画像出典:Yahoo!ニュース(フジテレビ『ホンマでっか!?TV』)
https://news.yahoo.co.jp/articles/07d7156af54b561b9d9e8f4a0e418f3a8094f9fd/images/000
© フジテレビジョン/Yahoo!ニュース
本記事は、番組内で紹介された「脳腸もみ」に関する報道を引用し、腸セラピー専門家としての見解を加えたものです。画像の著作権はすべて出典元に帰属し、報道および解説の目的で著作権法第32条に基づき適正に引用しています。※本画像の二次使用・転載・商用利用は一切行っておりません。
番組では、美容整体評論家の吉田圭吾さんが「内臓が硬い人は内臓脂肪がつきやすい」という興味深い説を紹介していました。
私も13年間お腹に触れ続けてきた立場から、この考えには深く共感します。実際に、腸が硬くなっている人ほど代謝が下がり、疲れやすく、太りやすい傾向があります。
ただし、ひとつだけ補足したいのは、番組内で紹介された「腸もみ」と、私たちが行っている「腸セラピー」は同じではありません。
番組終了後、お問い合わせがありましたので、こちらでご説明させていただきますね。
「腸もみ」と「腸セラピー」の違い

一般的に「腸もみ」と呼ばれるものは、お腹の筋肉や腸を直接的に刺激して、排出を促す手技を指すことが多いです。
一方、腸セラピーは「もむ」ではなく「整える」。
やさしく手を添え、呼吸に合わせてお腹の緊張をゆるめていくことで、内臓や自律神経のバランスを整える“心身のケア”を目的としています。
強く押しても、腸はゆるみません。むしろ、体は防御反応を起こし、筋肉や内臓がより硬くなってしまいます。
腸セラピーは、力で変えるのではなく、優しいタッチだからこそほぐれるアプローチなのです。
実際、施術を受けた方からは、「お腹がやわらかくなると、呼吸まで深くなる」「眠ってしまうほどリラックスできた」
という声を多くいただきます。
これは、腸セラピーが単なる“腸のマッサージ”ではなく、脳と腸の両方に作用するリラクゼーションである証拠でもあります。
東洋医学で見た「内臓が硬くなる」理由

「最近、お腹が張りやすい」「体が重だるい」「便秘が続く」こうした不調の背景には、実は“内臓が硬くなっている”ことが関係しています。
東洋医学では、体の中をめぐるエネルギーや血液、水分のバランスが健康を支えていると考えます。その流れが滞ると、内臓の働きが弱まり、やがてお腹や体がこわばってくるのです。
特に現代人の生活では、次の3つの原因で内臓が硬くなりやすい傾向があります。
① ストレスによる「めぐりの滞り」
仕事や人間関係などのストレスが続くと、体は常に緊張した状態になります。呼吸が浅くなり、血流やリンパの流れも悪くなることで、体のめぐりが停滞。その結果、胃の張りや肩こり、お腹の違和感などが出やすくなります。
心が張りつめると、体も一緒にこわばる。これは、誰にでも起こりうる自然な反応です。
② 冷えによる「血流の悪化」
冷たい飲み物や食事、冷房の効いた部屋で過ごすことが多いと、体の中が冷えてしまいます。内臓が冷えると代謝が落ち、血の巡りが悪くなり、腸の動きも鈍くなります。その結果、便秘やむくみ、慢性的な疲れなどが起こりやすくなるのです。
体を冷やさず、温めること。それは、腸を元気に保ついちばんの近道です。
③ 感情の影響による「バランスの乱れ」
実は、心の状態もお腹の硬さに関係しています。悲しみや不安、考えすぎなどの感情が続くと、呼吸が浅くなったり、胃腸の働きが弱くなったりします。すると、体の中の水分や血液の流れが滞り、むくみや冷えが出て、内臓が重く硬くなってしまうのです。
「心の緊張=内臓の緊張」私たちの体と心は、いつもつながっています。
このように、内臓の硬さは単に「食べすぎ」や「運動不足」だけでなく、心の状態やストレスとも密接に関係しています。
腸セラピーでは、お腹にやさしく触れながら呼吸を整え、体の内側にたまった緊張を少しずつ解いていきます。結果、自律神経も整い、「体の硬さ=心のこわばり」がゆるむのです。
お腹がゆるむと、心まで穏やかに

お腹が柔らかくなると、血流が良くなり、自然と体が温まります。それだけでなく、「安心感」や「解放感」を感じる方が多いのも特徴です。
私のサロンでも、施術中に涙を流す方が少なくありません。これは、体がゆるむことで、心が抑えていた感情も静かに流れ始めるからです。
腸は、感情を溜め込む“第二の脳”。だからこそ、腸を整えることは、心を整えることにもつながるのです。
テレビでも注目された「腸の力」を、日常に
『ホンマでっか!?TV』をきっかけに、「腸を整えることの大切さ」に気づいた方も多いと思います。実際に、番組終了後、協会の卒業生さんたちのサロンに多くの問い合わせがあったようです。
ただし、腸は繊細な臓器です。自己流で強く押したり、過度に刺激したりするのはおすすめできません。
まずは、やさしくお腹に手を当て、呼吸を深めることから。それだけでも腸は反応し、体は内側から整い始めます。
日本腸セラピー協会では、初心者からでもしっかり身に付く腸セラピースクールを開催しています。
“腸をもむ”ではなく、“腸と向き合う”。その考え方を、これからも丁寧にお伝えしていきたいと思います。
