資格よりも大切なこと
サロン開業を目指すあなたに伝えたい
セラピストとしての土台のつくり方
こんにちは、日本腸セラピー協会代表の加藤仁基です。
私たちの協会には、毎年たくさんの受講希望者の方からご相談をいただきます。
その中でも、とても多いのがこんな声です。
「セラピストとして起業したいんです。でも、資格がないから不安で…」
今回は、この資格がないと不安というご相談にお答えしたいと思います。
資格がないと、お客様は来てくれない?
これは、初めての一歩を踏み出そうとする方にとって、とてもリアルな不安だと思います。
特に日本では「資格大国」と言われるほど、どんな分野でも「まずは資格を取らなきゃ」と考える文化があります。
「資格を持っていれば、安心してもらえる」
「資格がないと、“ちゃんとしていない”と思われるのでは?」
実際、私たちの講座に興味を持ってくださる方の多くが、「この協会で資格を取り、それを名乗れるようになりたい」と言ってくださいます。
その気持ち、本当によくわかります。
でも、私たちが本当に届けたいのは、「資格」そのものではありません。
お客様が本当に求めているのは「変化」
私はこれまで、数多くの施術者を見てきました。
同時に、たくさんのお客様の声にも耳を傾けてきました。
その中で確信したのは、お客様が一番気にしているのは「この施術で、私は本当に変われるのか?」ということです。
「この人の施術なら、私の体や心はラクになるだろうか」
「ここへ来れば、自分の不調に寄り添ってもらえるだろうか」
その問いに“YES”で応えられるかどうかが、信頼の軸になっている。
肩書きや資格は、それほど大きな判断材料ではないのです。
実際に、サロンでお客様から「どんな資格をお持ちなんですか?」と聞かれることは、驚くほど少ないです。
資格取得が「目的」になってしまう落とし穴
もちろん、学びを深めたり、モチベーションを上げるために資格を目指すのは素晴らしいことです。
でも、「資格を取ること」がゴールになってしまって、開業や実践がどんどん後回しになっている人も少なくありません。
資格がないから…と自信を持てずに学び続け、気づけば何年も経っていた。
資格をいくつも持っているけれど、お客様と向き合う時間がほとんどない。
そんな方を、これまでに何人も見てきました。
サロン開業に必要なのは、「資格の数」ではなく、
「あなたがどんな人に、どんな施術を届けたいか」という想いと覚悟だと、私は思っています。
協会が資格よりも大切にしていること
日本腸セラピー協会では、「資格」という形を持つことよりも、「セラピストとしての自立」を重視しています。
たとえば、自分の体や心と向き合う時間。
実際に施術を通して人に触れ、「ありがとう」と言ってもらえた瞬間。
自信がなくて震えながらも、初めて自分で料金をいただけた経験。
こうした“実感”こそが、何よりも力になります。
もちろん、当協会の講座では、一定の基準に達した方には「ディプロマ(修了証)」をお渡ししています。
でも、それはゴールではなく、「これからあなたの物語を始めてください」というスタートの証だと、私たちは考えています。
「安心して学べる環境」も整えています
今回ご案内している腸セラピーアドバンスコース(5ヶ月制)では、学びのペースを無理なく続けられるよう、チャットワークによる質問サポートを導入しています。
日常の中で出てくる疑問や不安を、すぐに聞ける環境があることで、「ひとりで抱え込まなくていい」と感じてもらえると思います。
また、理論や知識面は動画でいつでも復習できるよう整備しているため、学び直したいときに何度でも確認できます。
大切なのは、「資格があるから大丈夫」ではなく、
「わからないことは聞ける・試せる・安心して進める」環境があることだと、私たちは考えています。
最後に:あなたが届けたいのは、“誰かの安心”ではありませんか?

「資格がないから不安」
そう思うのは、真面目で、誠実に人と向き合いたいと思っているからこそ。
その気持ちがある時点で、もうあなたの中にはセラピストとしての種が芽生えています。
これから始める人に必要なのは、資格ではなく、
「誰かの力になりたい」という気持ちに、丁寧に向き合う時間と環境」です。
不安があって当たり前。自信がなくて当然。
でも、だからこそ、学びながら成長できる道を、私たちは用意しています。
もし、「それでも一歩踏み出してみたい」と思ってくださるなら、ぜひこの協会でお会いしましょう。
あなたの“サロンストーリー”の始まりに、そっと寄り添わせていただけたら嬉しいです。
加藤仁基
日本腸セラピー協会 代表